表2-3-3 PHSと携帯電話との違い
出典:データベース白書1997を基に作成
?G 衛星通信
1995年8月に日本サテライトシステムズおよびNTTから相次いで大型衛星が打ち上げられ、国内衛星の総トランスポンダ数も一挙に増加した。また、電気通信事業法の一部改正により、既存の国際通信事業者はインマルサット、インテルサット以外の衛星の利用が可能になり、さらに専用線サービスについては海外の衛星通信事業者も参入可能になるなど、衛星通信を取りまく環境も急速に変化しつつある。
衛星通信は、地上系の通信に比べて同報性および広域性、回線設定の柔軟性および迅速性、広帯域性、耐災害性などの特徴を有しているところから、CATVへの番組配信、企業内映像情報配信などで利用が高まっている。現在のところ、伝送速度はデータ伝送で2Mb/s程度、画像伝送は十数Mb/s程度であるが、海外ではすでに622Mb/Sが登場するなど、伝送速度の高速化も進んでおり、機器の低価格化、アンテナの小型化等にともなって、今後は企業内データ通信ネットワークの構築等急速に普及するものと期待されている。
一方、インターネットの普及にともない、衛星通信とインターネットを組み合わせ
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